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zoom RSS  寄り道も楽し、30年前の「北の話」

<<   作成日時 : 2016/01/28 14:30   >>

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 「川崎彰彦傑作撰」は校閲作業の真っ最中。ミスパンチの多さにびっくりポン。いい本目指して胸突き八丁といったところです。古い雑誌に載った作品が多いので、つい別のページにも目が移ってしまいます。昔はおもろいミニコミ誌が多かった。

 傑作撰で一番長いのが「函館幻燈記」の225枚(400字詰め)。北海道を旅する手帖「北の話」に82年まで2年間、15回連載されました。川崎さんが函館道新で整理と外勤記者をやった9年半、汗と涙ならぬ"酒と涙"の物語です。60年安保の時は、組合の支部書記長をやっていて、デモの指揮をとる様子も出てきます。

 掲載の15冊は古本屋や古本市で1冊、2冊と買い集めました。長期連載なので、シンガリが定位置。次のページが編集人の八重樫實さんの「只今校正中」(編集後記)と題字「北の話」を書いた人の紹介コーナー。

 道内各界の有名人が自筆の題字を提供するのも面白い。30年ほど前の号なので、あんな人もこんな人も、とつい手を休めて読んでしまいます。

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 109号(82年6月発行)は第13回「蟻地獄のように」(5人焼死の火事でどじって市役所回りに配転)。そして、題字は松田勘七さん(龍鳳・初代店主)でした。

 「明治45年函館生まれ。土建業の義兄を頼って中国・天津に渡り、終戦後は創成川畔でラーメン屋台を開き、本場の味に行列ができる。2年ほどで立ち退き、札劇前に移って隣のツブ焼き屋の大宮さんにラーメンづくりを伝授、これが今の「味の三平」。龍鳳の時計台前とススキノ店は息子たちに任せ、岩内に移って農作業と趣味に生きる」

 こんなプロフィルが紹介されていました。

 松田さんの龍鳳は札幌ラーメンの草分けですね。三平の大宮さんにラーメンづくりを教えたというのは知りませんでした。

 高校時代からラーメンといえば「起平」のミソでした。時計台前の龍鳳は道新に近いので、たまに行きました。あっさり系の本格ラーメン。2008年ごろに閉店したというから、残念ですね。起平もなくなったし、たまに行くのは大公(南2西5)くらい。

 98号(80年8月)の第3回「駆け出し整理マン」の時が、布施俊一さん(当時・道新苫小牧支社長)。この号に「さようなら大野春代さん」という追悼文がありました。大野さんは「函館幻燈記」の挿絵を描いていましたが、この年の5月に亡くなった。八重樫さんは10年ほど前に、函館にいた布施さんから大野さんを紹介され、「北の話」の表紙絵も描いてもらったそうです。

 第9回「中執<ホル欠のケイ>」の103号(81年6月)は建部直文さん。道新の編集局長や専務を務めた人ですが、この時はなぜか肩書きがありません。たぶん、FM北海道の開局準備中で、新会社の発起人代表(初代社長予定)。認可途上なので載せなかったんですね。

 旧朝鮮生まれ。「敗戦の翌年、軍隊時代の友人に誘われてふらりと海峡を渡ったのが道新記者になるきっかけだった」と書いていました。建部さんは同じマンションにいましたが、体を壊してあまり見かけませんでした。論説も長く、須田禎一さんの「卓上四季」を引き継いだ。遊びに行けば・・でした。

 「北の話」は97年の202号が終刊でした。

 懐かしい人がたくさん出てくるので、つい寄り道です。最近はミニコミといえばグルメか健康か、それはそれでいいけど、すっかり軽量級になっちゃいましたね。


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