ちっちゃな爪句に夢のパノラマ広がった

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 爪句作家の青木由直センセイ(北大名誉教授)の「北海道の駅パノラマ写真展」が27日(土)まで、札幌時計台ギャラリー(北1西3)で開かれています。きのう24日に行ってきました。札幌、ニセコ、室蘭、日高の駅の写真が並ぶフツーの展覧会と思いきや、あっと驚く仕掛けがあった~

 さすが、サッポロバレーの父と呼ばれるITのセンセイ。駅の写真の隅にあるQRコードにスマホ(多機能携帯電話)をかざすと、画面いっぱいに駅のパノラマ写真が広がります。

 日高の絵笛駅(浦河町)。雪の線路の先に小さな駅舎が現れ、その裏に牧場がある。駅の左右に表と裏、360度のパノラマです。今回の写真展に合わせて、初めて爪句豆本に導入しました。豆本なので写真が小さい。それをITで乗り越えました。

 8枚の写真をパソコンでつないでいるので、1枚で8倍楽しめる仕掛けです。

 爪句というのはパソコン用語の「サムネイル」(親指の爪・縮小、小型の意)からとったセンセイの造語。写真に俳句とミニ説明文が添えられています。
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 展覧会は無料なので、爪句21集の「北海道の駅 道南編1」と4集「北大の四季」を買いました。1冊500円なり。(10時~18時、最終日は17時まで)

 「札幌駅」はコンコースの安田侃の彫刻写真に「石彫が 駅舎で待ちて 客となり」の俳句が添えられています。新しくなった白石駅は「黒き壁 洒落たコラボの 赤レンガ」でした。

 2008年に共同文化社から1集を出しました。札幌の風景や自然、都市秘境など5年で21冊。あと5年ほどかけて50冊にするのが目標だそうです。

 北海道の駅1は札幌周辺の約100駅を紹介しています。残るは365駅、道南や道北の取材はこれからです。車に自転車を積んで広い北海道に点在する小さな駅をくまなく回るのだからすごい労力です。

 パノラマ写真は、札幌の工務店と共同開発して工事現場用に実用化を目指しているとか。さすがですね。

 青木センセイと知り合ったのは4年前。私が道新出版局にいた時に「札幌の秘境」のリメイク版を道新ブックとして出したのがきっかけでした。

 センセイは浦河出身、私の振り出しが浦河支局。うちのMはその昔、少女雑誌を買いに近所の青木商店に走りました。浦河はシンザンだけじゃない、人もおもろい町です。

 あのころは都市秘境作家を名乗っていましたが、今は爪句作家です。わたしより8つくらい先輩ですが、なお進化してそのバイタリティーには感心します。

 わたしはといえば「虫殺す”退化の改心”」、体力・知力の衰えを感じるきょうこのごろ。もっと外に出なければと反省の日々です。

 センセイの爪句のアカでも発泡酒に入れて飲まねばなりません。

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この記事へのコメント

爪句作家
2013年07月25日 20:27
 昨日はパノラマ写真展を見に来ていただいて有難うございます。その上拙著爪句集豆本2冊も購入していただき、重ねてお礼申し上げます。
 めい展さんは他人を寄せ付けない読書量で感服です。読書に関連したブログの記事をまとめて、電子出版されるのも実現性が大きいですね。労力がかかっても、本の出版に比べると低コストな電子出版を、爪句集豆本にも適用してみようかな、と考えています。
めいてん
2013年07月25日 23:35
爪句作家さま
写真展あと2日ですね。頑張ってください。
電子出版ですか、センセイはやっぱり進んでる。発想が違いますね。低コストが魅力ですね。でも、アナログ系としては紙にこだわりたい気もします。まあ出版の仕事に関わり、自分の本が1冊もないのも寂しいので、チャレンジしてみようかな・・と思い始めています。

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